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英作文よくある間違い 一般(メール・ビジネスメール)初級・中級・上級

英文添削・英文校正の長い経験から気付いたノウハウを公開します

  • メール・ビジネスメール編
★☆☆ 初級: 「確実に押さえたい」
★★☆ 中級: 「マスターするが勝ち」
★★★ 上級: 「ぺらぺら、すらすらを目指す!」

下記リストの青い部分クリックすると該当記事に飛んで読んで頂くことが出来ます。スクロールダウンして頂くと、内容を全てご覧になれます。


#001  名字だけ大文字にするのは止めましょう (★★☆ 中級)
#002  ビジネスでよくある、不可算名詞の間違い (2) (★★☆ 中級)
#003  ビジネスでよくある、不可算名詞の間違い (1) (★★☆ 中級)
#004  ビジネスメール 相手が男性か女性か意識していますか? (★☆☆ 初級)
#005  ビジネスメール(会話も) No problem. は要注意です (★★☆ 中級)
#006  ビジネスメールで Thank you in advance. は要注意です (★★☆ 中級)
#007  join the meeting (「ミーティングに参加する」)は間違いです(★★☆ 中級)
#008  ビジネスメールで I would like you to... 「〜して頂きたい」は要注意!(★★★ 上級)
#009  12:00 a.m. と 12:00 p.m. しっかり区別できてますか?(★☆☆ 初級)
#010  ビジネスメール「ご検討宜しくお願い致します」 (★★☆ 中級)
#011  ビジネスメール「宜しくお願いします」は何という?(★★☆ 中級)
#012  ビジネスメールで I want to は避けるべし(★☆☆ 初級)
#013  メールの宛名 Dear Sir を使わない方が良い場合(★★☆ 中級)
#014  メールの宛名 Dearのところを2人にしたい場合どうする? (★★☆ 中級)
#015  メールの宛名 Dearの後ろ カンマとコロン(:)の違いは? (★★☆ 中級)
#016  メールの宛名 Dear ○○ の正しい書き方 (★★☆中級)
#017  「○○社長」「○○部長」など役職の表し方(★★☆ 中級)
#018  使える略語 i.e. と e.g. (★★★ 上級)
#019  メール 「CC」「BCC」とは (★★★ 上級)
#020  「お客様」は customer, client, それとも guest ?(★★★上級)
#021  「〜を同封します」は何と言う?(★★☆中級)
#022  「返答(返信)が遅くなって、すみません」の言い方(★★☆中級)
#023  「スタッフ」 staff それとも stuff?(★☆☆初級)
#024  スペースは、1個?それとも2個?(★☆☆初級)
#025  「〜のスケジュール」(★★☆中級)
#026  notice と notify の違い(★★★ 上級)
#027  chairman って言ったらいけないの?(★★☆中級)
#028  email ≠ mail  メールはメールにあらず(★☆☆初級)

#001  名字だけ大文字にするのは止めましょう (★★☆ 中級)

 

日本人は、大文字を使いたがる傾向があるようです。

本記事で取り上げるのは、そのなかでも、名字(姓)を大文字にする、というもの。

レターやメールの署名欄で

例: Taro SUZUKI

と書かれているのを目にします。

想像するに、「Suzuki が私の名字なんですよ〜」と示すためではないかと思うのですが、

実はこれ、ネイティブには、awkward (不格好)に見えてしまいます。

 

ネイティブの頭の中では、Taro Suzuki でも Suzuki Taro でも、
最初にあるのが名(first name)で最後にあるのが姓(family name)なのです。

 

名前を全て大文字で書くことは、特別な書式などだけです。
言い換えますと、特別な指示がなければ、名字を大文字にしない方が良いです。


英文履歴書では、一番上の行で自分の名前を TARO SUZUKI と大文字にすることがあります。
これは、名前を目立たせるための、装飾的なあしらいです。
Taro SUZUKI と履歴書に書くことは避けるべきです。


上級者にも割とよくある間違いですので、お気を付け下さい。

 

#002  ビジネスでよくある、不可算名詞の間違い (2) (★★☆ 中級)

 

先日同じテーマで equipment、 information、training についてご紹介しました。

お蔭様でご好評いただき、ありがとうございます!

 

第2弾として、今日は、advice (助言)research (リサーチ) について書きます。

この2つもネイティブ添削者がよく指摘する単語です。

 

注: research は、イギリス英語では複数形(researches) も有り、ということになっています。

ここでは、アメリカ英語としてお読み下さい。

 

復習ですが、

英語の名詞には、「数えられる名詞(可算名詞)」と「数えられない名詞(不可算名詞)」があります。名詞の殆どは可算名詞です。

 

可算名詞は複数の場合に s (場合によって es)  を付けますが、不可算名詞は複数でも sを付けない、つまり、単数でも複数でも同じスペルとなります。

 

advice と research は「数えられない」不可算名詞なので、複数のつもりで s をつけると間違いになります。

 

誤: advices
誤: researches 

 

同様に、単数のつもりで a や an を付けるのも間違いです。

 

誤: an advice

正: She won't accept advice from anyone.

    彼女は誰からのアドバイスも受け入れないだろう。

正: Follow your doctor's advice.

       お医者様のアドバイスに従いなさい。

誤: a research

正: Recent research on A has produced some interesting findings about B.

   最近のAの研究で、Bについて面白い発見があった。

 

とはいえ、特定の数や量(多い少ない)を表したい、ということもありますよね。

その時どうするか。

 

advice は、piece や word という言葉で「1つの」「ちょっとした」という意味を出すことができます。

 

例: Let me give you a piece of advice.

   一言助言するよ。

    A word of advice. Don’t wear that hat.

      一言アドバイスするよ。あの帽子はやめるべきだよ。

 

research は、1つとか2つというより、「多い」「多少の」という意味を出すケースが多いかもしれません。

 

まず、some (ある程度、多少の)を使うことができます。

 

例: I’ve done some research to find out the cheapest way of living there.

        私は下調べして、そこで生活するのに一番安い方法を見つけた。

 

多い場合は、extensive (大規模な、豊富な)という単語が良いでしょう。

 

例:  Dr. Smith has carried out extensive research into renewable energy sources.   

         スミス博士は再生エネルギー源について大規模な研究を行った。

 
 

#003  ビジネスでよくある、不可算名詞の間違い (1) (★★☆ 中級)

英語の名詞には、「数えられる名詞(可算名詞)」と「数えられない名詞(不可算名詞)」があります。名詞の殆どは可算名詞です。

 

可算名詞は複数の場合に s (場合によって es)  を付ける、不可算名詞は複数でも sを付けない、単数でも複数でも同じスペルとなります。

 

ビジネス必須単語のなかで頻出する間違いは

equipment

information

training

です。

 

これらは、「数えられない」ので、複数のつもりで s をつけると間違いになります。

× equipments

× informations

× trainings

 

同様に、単数のつもりで a や an を付けるのも間違いです。

× an equipment

× an information

× a training

 

でも、特定の数の意味を言いたい、ってことがあります。

その時どうするか。

単語別に一緒に使える語を覚えましょう!

 

equipment は、some pieces of equipment など piece という便利な単語があります。

例: All pieces of equipment were delivered.

       機器の全てが納品された。

 

information も同じく piece を使うことが出来ます。

例: a piece of information  

   ちょっとした情報

 

多い時は a lot of information (多くの情報)といっても大丈夫です。

training であれば、

training sessions 

training workshops 

a training course

という言い方もあります。

 

#004  ビジネスメール 相手が男性か女性か意識していますか? (★☆☆ 初級)

 

相手と面識があれば苦労はないのですが、ビジネスでは、会ったことが無い相手にメールを送ることは割とよくあります。

 

そんな時に、意外に困るとのが、相手の名前をみて、男性女性の区別がつかないこと。

 

ジェンダーレスの世の中になりつつありますが、英語は性差によって敬称や代名詞が異なります。

男性= Mr./he/his/him
女性= Ms./she/her/her

を使いますよね。

日本語は「〇〇さん」「〇〇様」など、男女どちらでも使えるので、この性差の意識がスコっと抜けている方も案外多く、そういう方は、誰にでも Mr. を付けてしまいます。

 

John や Tomなら間違いなく男性でしょう。

Mary や Margaret なら間違いなく女性です。

 

それじゃあ、Alex や Chris だったら?

 

英米の名前には、男性女性両方に使われる名前があるので、要注意です

更に困ったことに、非英語圏の名前だと 全く分からないこともあります。

 

そういう場合どうするか。

 

社内などで聞ける方がいたら、聞いて下さい。それでわからない場合は、グーグル検索です。

ファーストネームを検索すると、有名人・無名人の顔写真が出てきます。それでどちらか見当がつくことも多いです。

 

男性女性、半々のように出てきたら、どちらかに賭けるしかありません。

 

間違ってしまった場合、相手が異文化経験豊富な方なら、「あ、どちらか分からなかったのかな?教えてあげよう」と次の返信で何らか示唆してくれる場合があります。異文化経験が少ない方だと「は?」と思われるかもしれません。

 

逆の立場でいえば、日本人のファーストネームが男女どちらか分かってもらえない、ということもあるわけです。

 

「私は男性です(女性です)」とわざわざ書くのではなく、

 末尾のサインするところに

Taro Suzuki (Mr.)

Hanako Yamada (Ms.)

などと表示するのがスマートです。初回だけでよいでしょう。

相手に余計な心配をかけさせない、という気遣いも大切です。

 


#005  ビジネスメール(会話も) No problem. は要注意です (★★☆ 中級)

 

No problem.(もしくはNot a problem.) は英会話でよく使われるフレーズです。

「ありがとう」と言われたときに、「大丈夫」、「どういたしまして」という意味ですね。

 

謙遜が好きな日本人にも馴染み易い言い方だと思いますし、ネイティブ同士の会話でもビジネスメールでもよく使われています。

 

ですが、印象は必ずしも良くない、というのはご存知でしょうか。

 

no と problem という2つのネガティブワードが、否定的な印象をどうしても作りだしてしまうのです。

ネイティブの間でも多少個人差はありますが、

 「問題でない、ってことは問題になった可能性もあったってこと?」と内心思ったり、

「カチンとくる」、

「こちらは『ありがとう』って言うけど、その人の仕事でやって当たり前のことに No problem. と言われると、『え?』って感じがする」

という人もいます。

 

ビジネスコミュニケーションでは、基本的にネガティブワードよりポジティブワードを使った方が、書き手(話し手)と読み手(聞き手)の間に良い感情を生み出す、と言われています。

 

Thank you. と言われたら、スタンダードに You are welcome. で良いのです。

 

その他のポジティブ表現

You are very welcome.

My pleasure.

Our pleasure.

Happy to help.

We are happy to serve you.

I am glad you like it.

Certainly!

Sure thing!

Enjoy! 

Thank you! (you を強調して言う、メールなどではyou を斜体にする)

です。

 

上記のなかでは We are happy to serve you. が最もフォーマルで Enjoy! が最もカジュアルです。状況やお仕事内容に応じて使えるよいです。

 

No problem.と言う(書く)のが癖になっている方は気にかけてみて下さい。

 

#006  ビジネスメールで Thank you in advance. は要注意です (★★☆ 中級)

 

英文ビジネスメールで、締めくくりに Thank you in advance.を使う方が結構多いようです。


例:

Thank you in advance for your attention to this matter.
Thank you in advance for your help.


日本語の「宜しくお願い致します。」に相当する英語、という認識が非常に強いようですが、実は、コレ、要注意です。英語としては間違いではありません。

何が問題かというと、「予め御礼申し上げます」と書くことで、
「相手に有無を言わせない」「相手に断わる余地を与えない」、とプレッシャーをかけているような印象を与えてしまうのです。

 

読む側のネイティブの反応も色々ですが、

「失礼である」
「こう言われるのが嫌い」
「やるのが当然と思われて嫌」

という人も少なからずいます。


書き手は丁寧さ、申し訳なさを表現しようとしているのに、逆の印象になってしまうわけです。

お決まりのように Thank you in advance. と書いてしまっている方は、状況に応じて下記の表現も使ってみましょう。


Thank you for considering my request.
私の要望をご考慮頂きありがとうございます。

I will be grateful for any help you can provide.
何かお手伝い頂ければ有難いです。

Thank you for any help you can provide.
何かお手伝い頂ければ有難いです。

I will appreciate your help with this situation.
この状況についてお手伝い頂ければ幸いです。

I hope you will be able to provide the information.
情報を提供頂ければと存じます。


ところで、冒頭の 
Thank you in advance for your attention to this matter.

ですが、これは、支払いの催促状などでよく使われる表現です。

 

#007  join the meeting (「ミーティングに参加する」)は間違いです(★★☆ 中級)

 

Why don't you join us for lunch?

 「私達と一緒にランチしない?」

May I join you?

「ご一緒してもいいですか?」

 

こんなフレーズを英会話で学んだ方も多いと思います。

 join には「参加する」「加わる」という意味がありますが、何にでも使えるわけではありません。

 

ビジネスメールで、join the meeting (「ミーティングに参加する」)という例を見かけますが、これは「よくある間違い」です。

 

meeting には、attend  が「参加する」「出席する」という動詞に使われます。

 

誤:Ten of the branch managers will join the meeting.

  支店長10名がそのミーティングに参加します

正:Ten of the branch managers will attend the meeting.

 

どんな時にjoin が使えるのか、もう少し見てみましょう。

 

I have joined an aerobics class.

私はエアロビのクラスに参加した

 

Tom joined the company three months ago.

トムは3ヶ月前に入社した

 

Over 500 members of staff joined the strike.

500名を超える職員がストライキに加わった

 

Their son applied to join the army.

彼らの息子は陸軍に志願した

 

I’m sure you’ll all join me in wishing Bob and Anne a very happy marriage.

私と同様、皆様がボブとアンの幸せな結婚を祈って下さるでしょう(スピーチ等)

 

#008  ビジネスメールで I would like you to... 「〜して頂きたい」は要注意!(★★★ 上級)

 

ビジネスメールでは、「〜して頂けますでしょうか」「〜して頂ければ幸いです」という機会は多々あると思います。控え目な依頼・お願いですね。

 

その時、 I woud like you to .... という言い方をされている方も少なくないと思います。

 

実は、この表現、日本語(訳語)よりもずっと強制的に聞こえるのをご存知ですか?

ネイティブには、依頼ではなく order (命令)に聞こえてしまうそうです。

 

従って、通常では使わないのがベターと覚えておかれる方が良いと思います。

代わりに使える定番表現(「〜して頂けますか」)は、

 

Could you .....?

I would be grateful if you could .... 等

 

応用表現としては

 

It would be even effective if you could ...

「〜して頂ければ、より効率的だと存じます」

(文頭に I feel などをつけても良いです。effective 以外の形容詞も状況に応じて可能です)

 

Would you be willing to ....?

(相手に義務・責任はなく、自発的にやって欲しい内容をお願いするような場合、ネイティブが好む言い方です)

等々です。

 

ビジネスメールは、ニュアンスが大事です。

段々と、気をつけて行きたいものです。

 

#009  12:00 a.m. と 12:00 p.m. しっかり区別できてますか?(★☆☆ 初級)

 

「12時」の表記を間違えていませんか?

 

通常のビジネスで「12時」というと昼12時(正午)ですが、これを「12:00 a.m.」と書く方が多いのです。

 

正解は、「12:00 p.m.」。または noon (正午)と書いても良いと思います。

「12:00 a.m.」は夜中の12時ですので、是非ご注意を。

 

例:

Could you book the Main Conference Room from 8:00 a.m. to 12:00 p.m.

on Monday, August 10?

メインカンファレンスルーム(会議室)を8月10日(月)8:00−12:00で予約して頂けますか?

 

#010  ビジネスメール「ご検討宜しくお願い致します」 (★★☆ 中級)

 

メールの締めくくりをどうするか、結構悩むことがありますね。

内容よりも最後の部分が難しく感じることすらあるのではないでしょうか。

 

今回は、メールの最後に「ご検討宜しくお願い致します」という際の締めくくり方をご紹介します。

 

1.Thank you very much for your understanding.

「ご理解をありがとうございます」

「ご理解を宜しくお願い致します」

 

シンプルで短い文章ですが、こちらの事情を分かって欲しい、それに応じた対応(本文で依頼した内容)を取って欲しい、という時に幅広く使えます。 

 

2.Thank you for considering our request. We look forward to your response.

「依頼(要望)内容の検討をありがとうございます。ご返答をお待ちしています」

「ご検討宜しくお願い致します。ご返答をお待ちしています」

 

consider は「検討する」という動詞です。このような場合、think は使いません。

We look forward to your response.で相手の返答を促しています。「イエスかノーか返事をもらわねば!」という時には付け加えると良いです。

 

3.Thank you for considering our request. Your anticipated assistance in this matter is greatly appreciated.

「依頼(要望)内容の検討をありがとうございます。本件に関する貴殿のご支援に大変感謝しています」

「ご検討宜しくお願い致します。本件、ご協力のほどお願い申し上げます」

 

2と途中まで同じで、最後をちょっと高度にした文章です。anticipated は「予想された」「予測された」という意味ですが、つまり「こちらが期待している」ということで、お願い事を相手が応じてくれるだろうと「予測」しているわけです。

 

〜 is appreciated. という、人ではなくモノを主語にした言い方(受動態)も覚えておくと良いでしょう。この場合は、1つ目の文章にThank you を使っているので、同じ言葉の連続を避けるため使っています。

 

#011  ビジネスメール「宜しくお願いします」は何という?(★★☆ 中級)

 

ビジネスライティングの講座でよく生徒さんから言われることの一つが、「あいさつを英語にするのが難しい」です。

 

確かに、日本語のメールは大抵「いつもお世話になっております。」から始めますが、これをそのまま英語にしようとすると、ハテ、、、、と止まってしまうのではないでしょうか。

1つ目のポイントは、「あいさつを英訳しようとするのは止めましょう」ということです。

2つ目のポイント(解決策)は、「それらしい英語フレーズを使いまわしましょう」です。

 

今回のテーマは、日本語のメールの締めくくり人気ナンバーワン(?)の

「宜しくお願い致します」。

 

意味があるような無いような、「ともかく頼むわ!宜しく!」っていう気持ちの表現だと思いますが、英語の場合は、目的語など具体的な内容を盛り込まないと、なかなか良い文章になりません。

 

とはいえ、なるべく色々な場面で使えるフレーズを知りたい方にお勧めが

Thank you for your assistance in this matter. または

Your assistance in this matter is greatly appreciated.

 

直訳すると「本件に関するご支援をありがとうございます」で少々仰々しく聞こえますが、もっと軽い気持ちで使えるフレーズで、何かしてもらう依頼をする、その締めくくりに幅広く使えます。

 

社内メールというより社外メールで、読み手にとっては特別の仕事ではない(職務としては通常の)場合に適しています。

 

例えば、「頼んだ書類(品物)がなかなか届かない、調べて確認してもらえないだろうか」と依頼するメールの締めくくりに使います。

 

目上の人に何か依頼する場合には不適当です。

 

ビジネスメールは、必要以上の丁寧さは不要ですが、ちょっとした気遣い(ねぎらい)の言葉は大切です。弊社のネイティブ添削者は、This lets your email sound softer.(物腰が柔らかくなる) といい、このような言葉を付け加えることを勧めています。

 

プロフェッショナル=用件のみピシパシではありません。人と人とのコミュニケーション、ということを忘れずにいたいものです。

 

#012  ビジネスメールで I want to は避けるべし(★☆☆ 初級)

 

「私は(弊社は)〜したいです」「〜させて頂きたい」という時、I want to や We want to と書いていたら、今後はやめましょう。

 

文法的には問題ないのですが、I/We want to という表現は、そもそもが子供っぽい言い方または丁寧でない言い方に聞こえますので、ビジネスには向いていません。

代わりに、I/We would like to を使いましょう。

 

「〜したいです」「〜したいと存じます」「〜させて頂きたい」という場合、大抵 would like to が使えます。

 

例:

We would like to postpone to next week.

我々としては出荷を来週まで延期させて頂きます。

 

#013  メールの宛名 Dear Sir を使わない方が良い場合(★★☆ 中級)

 

相手の名前が分からない場合、Dear Sir または Dear Sirs を使う、と覚えている方も多いと思います。Dear Sir は相手が一人の場合、Dear Sirs は相手が複数の場合、ですね。

 

Dear Sir または Dear Sirs を使う場合、気をつけなければならなのは、「相手は男性か?」ということです。つまり、受け取る相手が女性の可能性がある場合、もしくは女性が含まれている可能性がある場合は、別の表現にしないといけません。

 

女性が含まれている場合使える表現は、

Dear Sir or Madam (相手が一人の場合)

Dear Sirs and Madams (相手が複数の場合)

 

相手が複数で何らかのグループの場合は、

Dear All

Everyone

も使えます。Dear All は、ビジネスメールでも頻繁に使われます。

Everyoneは、カジュアルな場面で用いられます。

 

#014  メールの宛名 Dearのところを2人にしたい場合どうする? (★★☆ 中級)

 

メール本文に書く宛名の話です。
日本語だと、A様・B様2人宛ての場合、A様の後で改行して

A様

B様

と2行にすると思います。

 

英語では、

Dear Mr. A and Mr. B,

Dear Mr. A and Mr. B:

のようにDear は一行で and で繋ぎます。

 

#015  メールの宛名 Dearの後ろ カンマとコロン(:)の違いは? (★★☆ 中級)

 

Dear Tom, とするのかDear Tom: とするのか、カンマとコロンの問題です。

 

結論から言いますと、

Dear Tom, カジュアル (softer and friendlier)

Dear Tom: フォーマル

と考えられています。

 

通常やりとりしている相手にはカンマでよいでしょう。

改まったレター(メールではなく)にはコロンが適当です。

 

実は、更にカジュアル、相手をよく知っている間柄では Dear もなくなります。

例: 

Hi John,

John,

実際、ビジネスでもこのようにやり取りされている方も少なくないと思います。

 

この件に限らず、「どの程度フォーマルであるべきか」、というのは結構難しい問題なのですが、

迷った時は、相手から来るメールやレターを参考にすることをお勧めします。

つまり、相手がカンマでメールを送ってきたら、カンマで返す、という具合です。

 

#016  メールの宛名 Dear ○○ の正しい書き方 (★★☆中級)

 

メールやレターの書き出しに使う、Dear ○○。

日本語の「○○様」に相当する部分で、敬辞(salutation)といいます。その後ろにはコロン(:)、カジュアルな場合はカンマ(,) をつけます。

 

それでは問題です。
 

もしJohn Smith さん宛てに送る際、通常はどれが適当でしょう?

Dear John:
Dear Mr. Smith:
Dear Mr. John Smith:
Dear John Smith:

 

正解は、Dear John と Dear Mr. Smith

友人など親しい相手や、仕事の関係も長く良く知っている相手なら Dear John。面識のない方、初めて連絡を取る相手、上司や役職が自分より上の相手にはDear Mr. Smith が適しています。

Dear Mr. John Smith とフルネームにしてしまうのが、「よくある間違い」です。4つ目のDear John Smith は、ないこともないのですが、一般個人やビジネスの場面では、あまり使われません。

もうひとつ注意したいのは、相手が ドクター(博士)やプロフェッサー(教授)な場合

その際は、Dear Mr. Smith ではなく Dear Dr. Smith または Dear Professor Smith になります。このような肩書きにはウルサイのです。
ドクターはお医者様に限りません。名刺やプロフィールを見る際注意しておきましょう。

 

#017  「○○社長」「○○部長」など役職の表し方(★★☆ 中級)

 

日本語では「山田社長」「田中部長」など苗字と役職をくっつけて呼んだり書いたりしますが、英語は違います。

 

Yamada President, Yamada CEO, Tanaka Director などとは言わない・書かないのです(新聞などでは Microsoft CEO Steve Ballmer などの書き方はします)。

 

例えば、「山田社長は出張中です」ならば、

Mr. Yamada is on his business trip.

など Mr.を使うことが通常です。Mr.Yamada が社長であることを明記した方が良い場合は、

Mr. Ichiro Yamada, CEO, is visiting the Singapore office next week to discuss the future development in Asia.

訳:山田社長は来週シンガポールオフィスを訪問し、アジアにおける今後の展開について協議する。

 

など、名前(対外向けであればフルネームになる傾向)の後、カンマ+役職+カンマで表します。

 

なお、役職名は、個々の会社によって異なる場合が多いです。「部長」だからDirector、などと決めつけずに、その方の名刺や会社のHPなどで確認すべきでしょう。t

 

#018  使える略語 i.e. と e.g. (★★★ 上級)

 

i.e. と e.g. をご存知ですか?

i.e.は that is の略で「すなわち」「言いかえれば」の意味で、ラテン語の id est より。
e.g.は for example の略で「例えば」「例をあげると」の意味で、ラテン語の exempli gratia より。

仕事で英語を書く方は結構使える略語ですし、こなれた印象を与えます。
もちろんメールやプライベートな内容にも使えます(堅過ぎることはありません)。

例:
You will bring two items i.e. a calculator and a triangle ruler.

2つのものを必ず持ってきてください、つまり、計算機と三角定規です。

Please provide the following information:
1. Your name
2. Location where your photo was taken (e.g. Yoyogi Park, Tokyo)
3. Your email

下記の情報をお願いします
1.お名前
2.写真の撮影場所(例:東京 代々木公園)
3.メールアドレス

ネイティブが書いた文章や英字新聞でも見かける表現です。是非使ってみて下さい。

 

#019  メール 「CC」「BCC」とは (★★★ 上級)

 

電子メールでおなじみのCCとBCCは、何の略だかご存知ですか?

 

若い世代は、意味や使い方を知らない方も多いようです。社会人の方は、「今更」と思われるかもしれませんが、、、。

 

CC=carbon copy の略で、「コピーを送る・送信する」という意味

BCC=blind carbon copy の略で、「ひそかに、他の人に知られずに、コピーを送る・送信する」という意味。BCCで指定したメールアドレスは、受信者側は見えない(=blind)仕組みになっているので、同じメールを誰に配布したかを隠しておきたい場合は、BCCのところにメールアドレスを指定します。

 

「carbon ってなに?」と思われたかもしれません。

 

昔、タイプライターでレターや文書を打っていた時代、同じ文書を複数の方に渡す場合、紙を人数分重ね、紙と紙の間にカーボン紙を挟んで打っていたのです。そうすると、一回タイプすれば、同じ文書が複数部できるわけです。

 

そんな話を大学生にしたら、「へぇ〜、そんな時代があったの、、、?」という顔をされてしまいました(笑)。

 

さて、そのCC や BCC については、こんな言い方をすることができます。英文メールをよく書かれる方、押さえておかれると良いと思います。

 

I would also ask that you cc:me on any emails to others regarding this project.

それから、本プロジェクトに関して、他の方宛てのメールは全て私にCCしてください。

 

#020 「お客様」は customer, client, それとも guest ?(★★★上級)

 

customer, client, guest は、どう違うのでしょうか?

 

仕事のメールでは、customer か client が多く使われていると思います。

どう使い分けるか、ですが、

 

client

ラテン語の「忠告を聞く人」から派生している言葉です。

従って、何かしらコンサルティング的なビジネスの顧客を client と考えるとよいです。

典型的なのは、弁護士事務所、コンサルティング会社、会計事務所、広告代理店、ITサービス会社、建築会社です。

 

customer

client と呼ぶ業界以外、物販業・サービス業で広く customer が使われます。

 

guest

娯楽、宿泊、飲食などホスピタリティ(もてなし)に関するビジネスでは、guest を使います。

また、自宅やパーティに招く「お客様」もguest になります。施設などの訪問客もguest を使うことがあります。

 

仕事では、会社の慣習も影響してきます。

迷ったら、社内で行きかう文書をチェックするのが無難です。

 

#021  「〜を同封します」は何と言う?(★★☆中級)

 

レターと一緒に何か同封して送る時の言い方を3つご紹介します。

 

1. I have enclosed 〜 (主語はWe の場合もあると思います)

2. I am enclosing 〜 (同上)

3. Enclosed is 〜

 

「あれ、Please find enclosed じゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。

どうもPlease find enclosed は古臭い表現となってしまったようです。

今時は上記3つがベターと思います。

 

#022  「返答(返信)が遅くなって、すみません」の言い方(★★☆中級)

 

ご質問を頂きました。3つの表現をご紹介します。

 

I am sorry for the delay in my response.

I am sorry to be late in answering your email.

I am sorry for my delayed response to your email.

 

1つ目ははメールに限らず万能に使える表現です。
3つ目は、末尾のemailを inquiry (お問合せ)や letter (手紙)などに代えて使えます。

 

つい返事が遅れてしまうこともありますよね。

そんな時は、出だしにこういった文を入れると、相手の印象も良いのではないでしょうか。

 

 

#023  「スタッフ」 staff それとも stuff?

 

こちらは、非常に多い間違いです。

staff = 人、日本語の「スタッフ」

temporary staff 派遣社員 (派遣社員はtemp/temps ということも多い)

staff agency 人材紹介会社

 

staff は集合体です。

一人のスタッフを意味する場合は、

a staff member または a member of the staff といいます。

 

stuff = モノ(余り重要でないものに使われることも多い)、事柄

 

I have a lot of stuff in my apartment.

私のアパートには沢山モノがある

This is really difficult stuff.

これは本当に難しい問題だ

 

 

#024  スペースは、1個?それとも2個?

 

センテンスとセンテンスの間のスペースのことです。

 

ある程度の年齢の方は、「2個スペースをとりなさい」と習った方が多いかもしれませんが、今はスペース1個が通常になっています。米国では、1個がスタンダードです。

 

パソコン等でキレイに印刷されることが多くなったことも関係しているのでしょう。

米国の出版に関するガイドラインを定める機関が「スペースは1個で充分だ」と決定してから、1個ルールが広まっています。

 

メールやパソコンで作成する文書は「スペース1個」で覚えておくとよいでしょう。

 

 

#025 「〜のスケジュール」(★★☆中級)

 

出張の予定、来年の予定、など スケジュールの言い方を確認しましょう。

 

my schedule for business trip to the U.S.

私の米国出張の予定

schedule for next year

来年の予定

schedule for today

今日の予定

Here is the schedule for Mr. Yamada

山田さんのスケジュールはこちらです

 

などなど、前置詞は for を使うことにご注目ください。

 

 

#026  notice と notify の違い

 

notice = 「気づく」(動詞) 

He didn't notice the spot on his shirt.

彼はシャツの染みに気づかなかった。

 

notify = 「知らせる」(動詞)

Please notify in case you cannot attend.

欠席の場合はご連絡ください。

 

notice には「通知」「予告」という名詞もあります。

I received notice of my promotion this morning.

私は今朝、昇進の通知を受けた。

 

 

#027  chairman って言ったらいけないの?

 

「議長」「会長」という意味のchairmanですが、最近は、もっぱらchairperson が使われます。


職業名などは「〜man」というのが幾つもありますが、これらが改正され、男女の区別をしない語になっているのです。日本でも、スチュワーデス(女性を意味する)とは言わなくなり、フライトアテンダント(性別不問)が使われていますよね。

英語は、性差別と見られる可能性のある言葉や表現を使わない、というのが鉄則です。

 

ビジネスレターでは、初めての問い合わせなど、相手が分からない場合は、書き出しを Gentlemen ではなく Dear Sir or Madam と書くのが無難です

 

 

#028  email ≠ mail  メールはメールにあらず

 

「メールをありがとう」

この一言を何と言いますか?

 

Thank you for your email. なら〇

Thank you for your mail. と思った方は要注意です。

 

日本語では電子メールを「メール」というせいか、英語で 「メール」のことをmail と書く方が多いのですが、英語の mailは一般的に郵便・郵便物を意味します。

 

郵便は数日かかるもの、メールは瞬時に届くもの。

この2つには時間的に大きな違いがあるので、仕事の時には要注意です。

 

メールで送って欲しいものを間違えて

Can you mail it to me?

というと相手は郵便で発送するはずですので、届くまでにしばらく時間が経ってしまいます。

mail とemail 区別して使いましょう。

 

ただ、矛盾するようですが、

mail といってもemail として通じることもあります。

 

特に、

Wait a minute. I have to check my mail.

と言われると、「電子メールをチェックする」という意味で通じます。

ネイティブの間でも mail と email が混ざることがあるそうです。

 

もし、メールではなく確実に郵便で送ってもらいたい時は、

Can you send it by regular mail? (普通郵便で送ってください)

Can you send it by Fedex? (フェデックスで送ってください)

など明確にした方が無難だと思います。

 

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